備中吹屋ツーリング [on-road]
8月1日(土)、パパさん自転車仲間のcharingo!さん、山Pさんと岡山の吹屋へ行ってきました。
08:21 岡山駅
charingo!さんと伯備線待ち、かなり強い雨が降ってきました。
ポッコリおなかが切れるようにうつしてみたり ・・・
09:39 伯備線車中
高梁川沿いにどんどん山奥へ、しかし雨が心配です。
10:28 備中川面
車載組の山Pさんが登場、駅前の中学校の校長先生にお願いして駐車させてもらったとか。ご自身も自転車に乗られるというご親切な校長先生と自転車談義ができた上、見送りにまできていただいているのを見て山Pさんが少なからずうらやましかったのです。大切にしたい大人のいい出会いですね。
校長先生、もしご覧になられていらっしゃいましたら ・・・ お饅頭、おいしくいただきました。上り坂の連続で疲弊した体にこの上ないご馳走でした。お心遣い共々大変ありがたい思いです。ありがとうございました。
タイガーさんもあわせて4人では中山4時間耐久レースに出たけれど、3人でのツーリングは意外にも今年初ですね。
12:21 井倉
走り出してすぐ、いきなり予定の県道50号線が工事通行止めで迂回を余儀なくされました。高梁川沿いの迂回路も渓流と緑でいい感じだったのですが ・・・ 迂回コースを外れてかなりオーバーランしてしまいました。しかも上り坂、無駄な体力を消耗してしまったのです。もしcharingo!さんが気づいていなかったら・・・と考えるとゾッとします。
13:02 迂回路
なだらかに登る県道50号線にくらべて迂回路は残酷なくらいに急でした。曲がるたびに先に続く坂道に精も魂も尽き果てて押し登りに切り換えました。しっかし立ちこぎでヒョイヒョイとどんどん登っていくcharingo!さんの体力というか精神力には脱帽です。
迂回路から県道50号線へ復帰間近、ながめはなかなかです。県道に戻っても延々と登りが続くことになるのですが ・・・
13:57 布寄
ようやくピークを越えて少し下ったところに夢にまでみた自動販売機がありました。水もなくなり渇きも限界を越えていたのです。炭酸系ビタミン飲料をかけつけ3本 ・・・ ふぅ~っ ・・・ あとからやってきた山Pさんも自動販売機に直行です。
渇きが癒え、やっと自然の美しさにも目がいくようになりました。
14:13 無明谷入口
またしても通行止め、迂回すると2~3倍の距離になるそうです。「自転車なら大丈夫じゃないかな」というご近所の方の言葉を信じて、えーい、突入だぁ~!!!
せせらぎの聞こえるゆるやかに下る小道は緑のトンネルを抜けてゆきます。
だんだんと緑は高いところへ、小道は左右に曲がりくねりながら切り立った岩肌の懐へと潜り込んでゆきます。
高い天窓から緑色の光がさしている ・・・ なんと幻想的な!ドームの中のように音の伝わり方もかわってきました。
岩肌はぬれ天窓の光はよわまって薄暗くなってきました・・・無明谷と呼ばれる所以でしょうか。
岩肌に数箇所の巨大な洞が見えます。
無明谷 ・・・ シビれました。私の記憶に深く刻まれました。
14:42 無明谷出口
光の中に躍り出ると雨です。ええ~っ!
15:01 雨宿り中。
15:47 何をするでもなく、ただただ雨宿り中。
16:15 ようやく雨があがり吹屋を目指して出発です。
16:26 またまた長い激坂、今度は地道にこいであがりました。
16:36 今度は霧のような雨が降ってきました。
登るにしたがって霧雨がつよくなってきました。
16:55 吹屋ふるさと村到着
あ~ハラ減ったぁ~昼メシ食ってないぞぉ~
17:14 ここで遅っそ~い昼メシにありつけました。
3人揃ってやっぱりカレー!レトルトじゃない手作りで500円、満足、満足。お店のおじさんに聞くと、ここ吹屋は海抜510mにあるとのこと、備中川面までの帰路は下るだけと聞いて俄然元気になりました。
時間がなくてもここだけは見ておかないと ・・・ 日本最古の現役小学校です。
ふるさと村の町並みを外れまで来ると雨がつよくなってきました。軒先を借りてカッパに着替えます。ここのおばさんのお孫さんはオーストラリアに一人旅に行っていて心配だとか。山Pさんが何か言ったのに対しておばさんが「若い人にそんなん言ってもらったら・・・」と声のトーンをあげてうれしそうにしていたのですが、山Pさんが何って言ったのかとても気になるところです。おせ-て!
さあカッパを着て雨の中をゴー!生い茂った木々の中へ下って行きます。
と、と、と、とっ、いきなり迷ってしましましたヨ。
雨と夕暮れで薄暗くなった川沿いの林間をライトを点けてどんどん下ってゆきます。すごい状況になってますが、みんなのテンションは上がる上がる!フ-ッ!!サイコ-!!!
この道もしっかりと私の記憶に刻まれたのでした。
19:14 林間を抜ける
いつの間にか月が ・・・ あれっ雨あがってる。カッパを脱いで暗闇の大地をゴー!
ここから備中川面まで、渓流を大きくワインディングしながら延々と下っていく道路も最高でした。目を凝らして薄明かりに照らされた白線を頼りにどんどん下ってゆきましたが、加速しながら闇に吸い込まれていっているような不思議な感覚を覚えました。夢の終点は国道180号線との交差点、3人で顔を見合わせましたがどの顔も緊張と興奮で高揚していたのでした。岡山サイコ-ッ!
20:02 備中川面駅
本日の夏色探しもこの無人駅で終了です。ここからは山Pさんのご好意に甘えて車載で帰ることにしました。クールダウンしながらボツボツと車載準備をはじめていると、ビニール袋を持った近所のおばさんがやってきてホームを行ったり来たりしています。尋ねてみるとクワガタ虫を拾いに来ているとか。この無人駅の灯りを求めて寄ってくるらしいです。世間話しをしておばさんが帰ったあとにも家族連れが拾いに来ていました。それにしても充実した濃い1日でありました。
ここもまた来たいところになりました。
2009-08-02 22:20
nice!(0)
コメント(4)
お疲れ様でした。
「吹屋ツーリング」の記事掲載、一番乗りですね。
私はまだ、かかりそうです。
確かに「充実した、濃い一日」でした。
by charingo (2009-08-03 23:37)
charingo!さんお疲れさまでした。
吹屋というか備中はいろんな意味で興味深いです。
これからもどんどん掘り下げていきたいと思います。
by b.b.mk2 (2009-08-04 00:50)
どもどもです。
やっぱり吹屋小学校はプールは入れない方がよかったな~。
また吹屋行きましょう!
by 山P (2009-08-04 23:10)
山Pさん、どもです。
プールを入れるのもまた違った感じでよいですね。吹屋に限らず高梁川周辺はよいところがまだまだありそうですね。是非是非!
by b.b.mk2 (2009-08-04 23:18)