近畿自然歩道(福崎春日山散策のみち) 後編 [mix]
余田大歳神社から。
右側に見えるのが春日山(飯盛山)。
春日山を下りたあと、自然歩道は神社仏閣をめぐりながら終点の西大貫バス停へ向かいます。もう今日はXTC2を担ぐこともなければヘルメットのストラップを締めなおすこともありません。ここからはクールダウン ・・・ 抜きで走ります。今しがた鳥居の前を2台のロードバイクが疾走してゆきました。
北条鉄道沿線をゆるりと。 [mix]
今年もよろしくです。
初自転車は3日、朝遅くの出発でした。
快晴とはいえないまでも青空ものぞいて天気もまずまず。
右岸自転車道を権現経由で加西へ抜けるルートをゆっくりゆっくりとウォーミングアップ。
なにせ2週間もまともに乗っていなかったもんで。
さてさて、初夢はイチフジ、ニタカ、サンナスビなどと申しますが ・・・
大河原~柘植 4 関西本線沿線ポタ [mix]
夢のような木津川沿いのあと、しばし広大な平野の中を走りました。
もうすぐ伊賀上野、ひと息いれながらふり返って北を望みます。
あの山の向こうが信楽のはず・・・
伊賀上野 ・・・ 予想を裏切られることなく町のあちらこちらで忍者の歓迎を受けました。
風の吹きぬける伊賀鉄道 「桑町駅」
くわまち、かやまちぃ~ひろ~こうじぃ~もひとつゆられてぇ~うえ~のぉまち~
この曲をご存知の方がいらっしゃればすっごく嬉しいのですが・・・西岡たかしの「上野市」です。「上野市」って書いて「うえのまち」って読みます。西岡たかしは、かの有名な「遠い世界に」の「五つの赤い風船」のリーダーでした(ワタシはリアルタイムでは知らないのですが)。他のメンバーにはアコースティックインストの中川イサトや有山じゅんじもいたスーパーグループです。そんな彼がソロになって出したのがこの「上野市」だったのです。中学生だったワタシは、ラジオから流れるこの軽快な曲を聴いて上野市に思いをはせていました。今回、伊賀上野周辺を訪れることになって、歌にでてきた 「桑町」 「茅町」 「広小路」 「上野市」 の各駅を訪ねてみることにしたのです。で、歌詞に出てくる順に、まずは「桑町駅」。
桑町駅のホームから ・・・
車体に忍者のイラスト ・・・ さっきまで写真を撮っていた3人連れの鉄っちゃんも乗ってゆきました。
「茅町駅」、下町にあるこの駅には駅員さんがいました。
「広小路駅」、ここはホームに待合室があるだけの小さな無人駅でした。
周辺の民家ギリギリを通る山陽電車「須磨寺駅」のような感じです。
この伊賀鉄道も元々は近鉄だったそうです。
ふとホームに目をやると自転車の絵が ・・・
どうやら養老鉄道や近江鉄道のようにここもサイクルトレインをやっているようです。
いよいよ終点の 「上野市駅」。ここはちょっと立派ですよね(笑)。
ホームのあちらこちらに忍者がいます(笑)。
ヘヘッ、こんなところにも ・・・ でも忍者だけじゃないんですよね ・・・
じゃ~ん!伊賀上野といえばこのお方を忘れてはいけません!
忍者だったという説もあるこのお方の生家にも行ってみました。
表札に普通に「松尾」っていうのがいい。友達の家に来たみたい。
さあ柘植に向ってまたまた川沿いをラストスパートです。
いつの間にか木津川は柘植川に名前を変えています。
日も傾いて光はオレンジをおびてきている。急がねば!
遮るもののない大平原の中、もろに逆風を受けながらの帰路となりました。
なんとか日没前に柘植駅に到着。輪行準備完了と同時に暗くなったのでした。セーフ。
おしまい!
大河原~柘植 3 関西本線沿線ポタ [mix]
さて、いよいよここからです。
「やぶっちゃランド」から伊賀上野方面の「ふれ愛公園」へ抜けるには、オレンジ線のルートでゴルフ場を大きく北側にまわりこむしかない。それが地図上の最短ルートで、当然ワタシもこのルートを用意していました・・・が、休憩がてらに雑談していたパターゴルフ場のおじさんが地図に無い道を教えてくれました。それが赤線で記した木津川沿いのルートです。今回はこの血湧き肉踊る約3Kmの道のりです。おじさんはその「道」へのアプローチ方法と一緒に、「倒木」「発電所跡」「吊橋」と3つのキーワードを教えてくれたのでした。
いきなり落石注意の標識です。
このあとこの標識はいたるところで登場しました。
すぐ横には木津川、常にザーッという音が聞こえていました。
土の道と舗装路が交互にやってきます。
おっと!いい調子でカーブを曲がったところで一つ目のキーワードの倒木です。
完全にゆく手を阻んでいましたが、ここは担いでやりすごしました。
倒木をやり過ごして気が緩んでいたのか、適度に繰り返されるアップダウンでスピードものってきたところで転倒!!!舗装路の上に敷き詰められた枯葉で滑ってしまいました。間一髪のところでXTC2をリリースして飛び降りましたが体勢をくずして軽く転んでしまいました。
もしビンディングだったらと思うとゾッとしました。やはりこういうところを好んで走る私はビンディングはやめておいた方がよいような気も・・・
柵を乗り越えてみました。
それにしても誰一人すれ違いません。
人の気配がまったくしない、聞こえるのは木津川の流れだけ。
ここの足元は鉄板でした。岩場にかかる橋かな。
うっ、ゆく手は藪、真っ暗・・・
覚悟を決めて入ってみるとそんなに暗くもない。それにしても足元の溝は何なんだぁ???
路面は濡れて両壁の石垣は苔むしています。最徐行で進みました。
ふと振り返ると石の階段が・・・
石段をあがると立て看板がありました。
どうやらこの辺が2つめのキーワードの発電所跡のようです。
残念ながら建物らしき残骸は見当たりませんでした。
石段の上側は両側を竹で挟まれた土手のようになっていてここも走れそうです。
上から見ると溝の中を走っているような・・・
少し進んだところでまたまた土手への石段です。
木津川と土手道と溝道?は並走しながら大きく方向を変えてゆきます。
土手道がなくなったあたりでまたまた倒木です。今度のはくぐれますね。
いよいよ遠くに最後、3つめのキーワードである「吊橋」が見えてきました。
またまた顔を出した木津川は岩場です。
吊橋の下あたりにはじめて見えた人影はお弁当を広げた家族連れでした。
ふれ愛公園はもうすぐです。
終点間際のこのあたりになると遊歩道はなくなり、いつの間にか岩場を走っている状態になります。
いやぁ~それにしてもパターゴルフ場のおじさんへ感謝、感謝です。
この感動が伝わればよいのですが・・・
つづく
大河原~柘植 2 関西本線沿線ポタ [mix]
じゃあ気をつけて!大河原駅で準備体操をしていたトレッキングカップルに別れを告げて、まずは駅から見えていた潜水橋を渡りました。なかなかいい名前がついてるでしょ(笑)。
そこそこ道幅はあるのですが距離が長く、木津川に吸い込まれそうな錯覚を覚えます。
渡りきるとぜいぜいと坂道をのぼって小さな集落を抜けてゆきました。
お目当ての高山ダムへの案内板、ところが・・・
ガ~ン!案内板が示す方向は落石のため通行止めです。
しぶしぶ大河原大橋を渡って南山城村の方へ。この川沿い右手の東海自然歩道を南下して高山ダムまで行こうと目論んでいたのですが・・・雄大な景観にかなり後ろ髪をひかれました。
対岸には大河原発電所です。レンガ造りの重厚な建屋は雄大な風景に溶け込んでいました。
通行止めから気持ちを立て直して訪れたのは大河原小学校です。
この小学校は北大河原の山沿いの集落にあります。
JR関西本線の踏み切りを越えて神社へ続くまがりくねった細い坂道をのぼったところ。
ネットで調べていた通り、いい感じの木造校舎なのですが校庭も校舎も静まりかえっていました。
廃校???
「風の学舎」っていう手書きの看板が掲げられていました。
小学校が廃校になったあとセカンドスクールとして活用されているとのこと。
このあと月ヶ瀬口へは国道163号線(通称大和街道)を走って大きく北まわりで入りました。
地図は欠けちゃいましたが・・・
路肩があまり整備されていない交通量の多い長いのぼり坂と長い下り坂で疲れました。
大和街道の長い坂を下りきったところに月ヶ瀬口駅の案内表示が・・・
どこっ、どこっと、月ヶ瀬口駅を認識できないまま関西本線をくぐって南側へ。
遂道を抜けて振り返るとやっと月ヶ瀬口駅が見えました。
それにしても高いところにあります。利用者は大変だぁ!
月ヶ瀬口からはしばし線路沿いを走りました。
関西本線と組んず解れずの荒野の抜け道って感じでしたが結構小刻みにアップダウンがありました。
砂利道に思わずマウンテンバイカー心に火がつきましたが・・・きつかった。
人気のまったくないうっそうとしたトンネルの入り口上で休憩。
新島ヶ原大橋の袂にて。
ここでやっと木津川と再会です。
島ヶ原駅付近、このあたりの木津川は穏やかな感じで集落を抜けてゆきます。
穏やかな川面を右に左に見ながら「やぶっちゃランド」というキャンプ場や温泉のある施設にたどり着きました。
キャンプ場近く、木津川に流れ込む小さな川をたどってゆくと関西本線をくぐる古いトンネルがありました。
さらに奥へと進んでゆくと川幅はどんどん狭まり、道は登山道へと変わりました。
ここから先は次の機会に(笑)。
このあたりの木津川は岩場が見事です。
橋の上から眺めていて思わず下りてきてしまいました。
どうですか?この雰囲気。
どう?
でも、この日の本当の冒険はここからはじまったのでした。
つづく
大河原~柘植 1 関西本線沿線ポタ [mix]
昨日(10月31日)単独輪行に行ってきました。お目当ては、以前関宿への道中に車窓から見えた渓谷と伊賀上野の町並みです。今回は大河原から柘植までを余裕をもってウロウロすることにしました。時間がゆるせば柘植から草津までのプラス30Kmもと考えていたのですが、峠・・・ダート・・・転倒・・・逆風の疲労と、思いのほかの早い日没でそんな余裕はありませんでした。
加古川発 0554 の快速でゆくことにしました。0636発の新快速でも草津着の時間はほぼ同じなのですが、混み具合がわからないので早めにしました。どうせ寝てるし・・・(笑)。三ノ宮や大阪をこえてゆく列車なのでセオリー通りに先頭車両(東端)で運転席の背壁に愛車を設置です。
今回、切符は「秋の関西1デーパス」を利用しました。2900円で関西圏主要JR路線の1日乗り放題と、「湖都・びわこチケット(京阪大津線1日乗り放題+ミシガン乗船県)」か「堺・住吉チケット(南海電車の一部区間と南海バス、阪堺電車1日乗り放題)」がついています。関西私鉄連合軍の3デーチケットへの対抗策なんでしょうね。今回はJRしか利用しませんでしたが、それでも通常 5,150円のところが2,900円ですみました。この切符は11月30日まで利用できます。当日購入もOKですが加古川駅のみどりの窓口は朝5時半からなのでご注意を!
車中で朝食のおにぎりを食べたあとは爆睡でした。スッキリと目覚めるともう草津、今度は0838発の草津線に乗り換えです。
この型の車両はちょっと古いけど輪行向きなんです。自転車を片側に固定して目の前に席があるパターン。最近の新快速とかの車両の場合は、目の前の席となると補助席になるのでちょっとクッションがわるいんですよね。で写真を見るとドアを自転車がふさいでいるように見えますが、車掌室や運転席のドアは押しても引いてもどちらでも開くようになっていて、車掌さんは基本的に引いて開けるから問題ないらしいです(いつぞやの車掌さんの話し)。あと自転車の固定をサドルポストからの1本のマジックテープなので、そこを軸に結構自由に動くのもいいみたいです。(吊り上げているわけではありませんが)
草津で次々に乗り込んできた20人くらいの修行僧の団体は三雲で降りてゆきました。こういうパチンコのCM(CRはっとりくん)のような光景に出会えるのも輪行ならではですね(笑)。
0935、柘植からは味わい深い2両編成のディーゼルワンマンカーです。
この列車の場合乗降が前の車両からのみになるので、後ろの車両の最後尾の運転席横に固定すれば楽々です。
試しに後部車両前側のトイレ横壁に固定してみました。人も通れるしここでも十分OKですね。ただ前が優先座席なので混雑時は立ってるか一般席から見守りましょう。
10時過ぎ、いよいよ本日の起点「大河原駅」に到着です。
私一人だけを降ろしてディーゼル車はゆっくりと加茂方面へと走り去りました。
ここで、おもいっきりのノビをひとつ。
山と木津川に挟まれた思ったとおりのいい駅です。
さあこれからどんな1日が待っているのか ・・・ つづく
篠山川の歌を聴け 後編 [mix]
14:45 古市駅前、さあどうしましょう ・・・
味祭りで混雑している篠山市街では自転車に乗ることもままならず、立杭を目指して最寄駅の古市までやってきたのでした。そして今しがた駅前にいた人に尋ねると、立杭へ行くには峠を越えなければならないとのこと。先週は雨や台風で体が鈍っていたワタシ、東京帰りで疲れが残っていたcharingo!さん、自ずと選択肢はひとつ・・・勇気ある撤退!(笑)
谷川まで戻って輪行で帰ることにしました。今回の走行コースは青線(60Km余)ですが、行くつもりだった立杭へ続くピンクのコース、前回西脇へ抜けたオレンジのコース、オレンジの途中から立杭方面へ分岐する緑のコースとか色々とコースを組み立てられそうで今後が楽しみです。峠が多いしいよいよビンディングか?!
谷川への帰り道、川代渓谷は徐々にオレンジがかり、往路とはまた違った景色を味わえたのです
charingo!さんお疲れさまでした
またご一緒しましょう!!!
篠山川の歌を聴け 前編 [mix]
夏に行った「篠山川をめぐる冒険」(7/18)のコースをcharingo!さんと走ってきました
紅葉はまだ先ですが、陽光が強くコントラストがきいた景色がイキイキとしていました
(同じツーリングを charingo! さんの詳細なレポートでもお楽しみいただけますヨ!)
走りはじめるとすぐに篠山川の歌が聴こえてきました・・・とか書いてみる(笑)
広田の吊橋
やはりいい~感じです
下滝駅
charingo!さんが楽しみにしていた発電所跡は残念ながら工事中でした
改築して恐竜関連の展示施設にするとのこと
11月中には完成して、一般公開されるらしいです
例の川沿いのオフロード
川代公園
川代渓谷
篠山川を離れて篠山市街にやってきました
篠山城跡のお堀近く
周辺にはいろんな自転車が停まっています
篠山味祭りってのをやっていてホントにぎやかでした
せっかくだからと和牛串なるものを食す
1本500円とは高いなぁ~と言ってたのですが、一口食べて前言撤回
うめぇ~っ!!!
俺様の舌がとろけそうだぜぇ・・・とか書いてみる
こちらは200円の炊き込みごはん、こちらもお米がたって美味しかった
城跡西方面の武家屋敷通り
こちらもバザーとかやっててにぎやかでした
贅沢は言えませんが、ポタにはお祭りとかやってないときの方がむいているかも
長田ではありません・・・
根性のありそうな一番右のアトム君
石原裕次郎はいいとして宝田明って・・・
vespaかと思えば・・・
ラビット号だって、そういえば見たことあるような
実はこういうブリキ玩具の資料館(見学無料)でした
charingo!さんはこういうレトロモノには目がないのです
つづく
越知川名水街道 4 epilogue [mix]
河原からあがってきた初老の農夫が笑顔で話しかけてきました。
「ええ自転車やのう、べっちゅうか?」
「タイヤがええがな、これやったらどこでもいけるな」
「吹上から生野の方に抜ける道を走ったらええぞ、峠の手前で振り返ったら千ヶ峰からずーっと連なっとる山がきれいに見えるぞ、鉄塔や電線もないしな」
「加美に抜けるのもええし三国峠の方もええぞ」
さすがに下ってきた道を引き返すことは辞退しましたが、今日のルートの拡げ方をいろいろと教えてもらえたことはありがたかったのです。近いうちに色んなコースを走ってみたくなりました。ただどこも峠越えなんですよねぇ~(苦笑)
なだらかな平野部まで下ってくると田んぼや畑が目につくようになってきました。
越知川の澄んだ水が水路を巡り作物を育んでいます。
前方によたよたと農道を横切る人影が見えました。
スピードを落として最徐行です。
小柄なおじいさんが腹の前で大きなスイカを抱えて運んでいるところでした。
前かがみになりながら両腕で抱え込んでゆっくりゆっくり。
畑から現れたおじいさんは農道を横切ってわき水の溜まりへ向かっているようです。
冷やすのでしょうね。
それにしても大きなスイカです。
「大っきいなぁ~」 思わず声をかけると
「昼から孫が来るんじゃ」
おじいさんは陽に焼けた顔をクシャクシャにして笑いました。
こんな何気ないできごとに出会うために自転車に乗ってるような気がする今日この頃です。
越知川の清流と共に心に残るいいツーリングになりました。きっとまた来よう。
この日の走行距離 80Km
往路輪行(電車&バス)、復路自走
帰りは福崎から2時間の雨中走行でした。
今年の夏はまだはじまったばかりナリ!
「ええ自転車やのう、べっちゅうか?」
「タイヤがええがな、これやったらどこでもいけるな」
「吹上から生野の方に抜ける道を走ったらええぞ、峠の手前で振り返ったら千ヶ峰からずーっと連なっとる山がきれいに見えるぞ、鉄塔や電線もないしな」
「加美に抜けるのもええし三国峠の方もええぞ」
さすがに下ってきた道を引き返すことは辞退しましたが、今日のルートの拡げ方をいろいろと教えてもらえたことはありがたかったのです。近いうちに色んなコースを走ってみたくなりました。ただどこも峠越えなんですよねぇ~(苦笑)
なだらかな平野部まで下ってくると田んぼや畑が目につくようになってきました。
越知川の澄んだ水が水路を巡り作物を育んでいます。
前方によたよたと農道を横切る人影が見えました。
スピードを落として最徐行です。
小柄なおじいさんが腹の前で大きなスイカを抱えて運んでいるところでした。
前かがみになりながら両腕で抱え込んでゆっくりゆっくり。
畑から現れたおじいさんは農道を横切ってわき水の溜まりへ向かっているようです。
冷やすのでしょうね。
それにしても大きなスイカです。
「大っきいなぁ~」 思わず声をかけると
「昼から孫が来るんじゃ」
おじいさんは陽に焼けた顔をクシャクシャにして笑いました。
こんな何気ないできごとに出会うために自転車に乗ってるような気がする今日この頃です。
越知川の清流と共に心に残るいいツーリングになりました。きっとまた来よう。
この日の走行距離 80Km
往路輪行(電車&バス)、復路自走
帰りは福崎から2時間の雨中走行でした。
今年の夏はまだはじまったばかりナリ!
越知川名水街道 3 life [mix]
越知川沿いに下ってゆくとそこには人々の暮らしがありました。
都会からの山村留学生を受け入れる交流センター(旧越知谷第二小学校)です。元気な子供達の声が聞こえてきました。
「大杉さん」ってなんてわかりやすい!(笑)
でか―――っ!!!
越知川を東へ西へ、この日は数えきれないくらい橋を渡りました。
名水を売ってるところや無料で汲めるところが数カ所あり、どこもポリタンクを持った人々でにぎわっていました。
懐かしい出会いもありましたヨ(笑)
うわっ!なんだなんだなんだ ・・・
これが有名な茶木原の大岩です。このふもとは昔、加美に通じる里道があったそうな。
それにしてもでかい、衝撃的な大きさです。
もうかなり下りてきましたヨ。ゴール地点、バスに乗ったグリーンバス粟賀営業所はもうすぐです(帰らなくてもいいのですが・・・)。それにしても下り基調はなんて楽しいんでしょう(笑)
明日につづく
越知川名水街道 2 clear & cool [mix]
起点の新田ふるさと村にて、とりあえず越知川にふれてみることにしました。
越知川の水は想像した通り ・・・
澄みきってレンズ越しのように底がはっきりと見えました。
そして冷たいのです。手をつけて感じるだけではなく越知川周辺にはかすかな冷気が漂っていました。
これから一日中耳にすることになるザーッという川の流れだけがあたりに響いています。
隣接するオートキャンプエリアに泊まっている唯一の家族はイマお目覚めのようです。
ふるさと村で働く地元の方も軽トラでやってきました。おはようございます ・・・ 静かな山間に挨拶の花がさきました。
ふるさと村からさらに北へ続く道です。この道を登ってゆけばやがて山道になり三国峠へとつながっているそうです。行ってみたい気もしますがこれは次の機会に・・・。
ふるさと村からバス道をしばらく走ってからつり橋を渡ります。
つり橋を渡ると右上の越知川と並走する緑のトンネルを走ります。せせらぎを聞きながら ・・・ 贅沢です。
やがてコースはゲートに行く手を阻まれました。グリーンバスの方から説明を受けていたのですが、実は鹿と猪よけのゲートなのです。開けて入って入ったら必ず閉めるようにとのことでした。こういったゲートやネットが数箇所ありました。
こちらはネット式の鹿よけです。くぐって通ります。
コースのポイントや曲がり角には左上のような案内板が立っていて迷うことはありませんでした。
そして滝、奥の上に見えているのがそうです。
ザーッという音につつまれて私ひとりだけ ・・・
ベンチに座ったり、立ち上がったり、ボーッと30分くらいただ見上げていました。
マイナスイオンってホントにあるんだなぁ~~気持ちいい~~
「滝」ってアリだなぁ~
滝をでると越知川の川面がグッと近づいてきます。
この感じ最高ッ ・・・ 嗚呼
明日につづく
越知川名水街道 1 prologue [mix]
朝7時過ぎ、寺前駅を出ると近くの山から靄が下りてきていました。
自転車を組み終わった頃にはさらに下まで ・・・ なじみのない光景につい見とれてしまいます。
粟賀までの自走の途中、市川にかかる橋の上からです。山ってスッゲー!
本日7月28日は休日出勤の代休でした。せっかくなのでネットで見つけていた「越知川名水街道 自転車下り」に出かけることにしたのです。これは、神河町観光協会と神姫グリーンバスがやってる企画で、生野の金香瀬山と千ヶ峰の間をながれる越知川の上流から下流へと周辺のスポットを巡りながら約20Kmを下りてくるものです。自転車のレンタルもやってるようですが、自転車を持ち込めば1000円で上流の散策起点までバスで連れて行ってくれます(保険料、パンフレット、木工細工含む)。何より、基本的に高いところから低いところへ、はるばる20Kmも下りてくるという楽チンコースだからか人気が高く土日は結構混んでるようです。
結論から先に言えば、最高でした!名水として名高い越知川、自然、山間のまちなみ・・・。今日はコースマップに沿って走ったのですが、それ以外にもいろいろとありそうで再訪必至です。
企画についてはこちらをご覧下さい。
「概要リンク」
「コースマップリンク」
「料金、時刻表等リンク」
バスの出る神姫グリーンバス粟賀営業所には、自走で寺前駅から10分程度です。
バス乗り場横手の 「越知川名水街道 自転車下り 受付」 で電話予約済みであることを告げ、担当者の指示に従って料金を払い、保険のための住所、氏名、電話番号を記述します。
コースマップと木工プレートを渡されます。所定コース以外にもいいところがあり、コース通りに走る必要は無いそうです。また、所定コースを走るのであれば、案内板が随所に設置されているのでマップを見なくても迷わないと思います。
バスに載せるのも解体不要、背もたれの取っ手にサドルポストを固定させました。
終点まで私ひとりだけの貸切状態でした。土日は混むらしいですが平日のしかも朝8時発の便ですから(笑)。そうそう今回から例のショートラックと、たまらずに買ってしまったアバンギャルドなニュードラムバッグの登場です。トマトで買ったハーフクリップはDDCUBEに取り付け不可なので equipage 用になりました。DDCUBEに付くのを探さねば・・・
バスはなだらかな坂道をどんどん登ってゆきます。
バスにゆられること約30分でコース起点の「新田ふるさと村」に到着。実は土日祝以外は2~3Km手前の作畑新田までしか行かないのですが、運転手さんの粋なはからいで行っていただきました。感謝。
いよいよ名水街道下りのはじまりはじまり ・・・ つづく
篠山川をめぐる冒険 [mix]
7月18日土曜日、篠山方面へ輪行&ポタしてきました。走行距離は 70Km強と先週の半分ほどでしたが、できるだけ好奇心に忠実に、抑制なしで本気でポタったのでかなり疲れました。その分、冒険欲求(大げさですが)を充たすことができ、上質の達成感と充実感も味わえたのでした。
【谷川~下滝】
0726谷川駅着、迎えてくれたのは部活へ向う女子高生達の喧騒でした。みんなまっ黒で健康的、素朴な明るさに好感がもてました。
谷川駅前のあちらこちらに「恐竜もの」がありました。これが一番それらしい板金屋さん作成のモニュメントです。
篠山川南側の農村を抜けて広田のつり橋へ、観光用ではなく生活橋なのでなかなかいいアジがでています。
大丈夫なんやろなぁ ・・・ 高所恐怖症のワタシはつい独り言が出てしまいます。
け、け、け、けっこうなたかさですよ、よ ・・・
下滝駅前にある「ふれあい」の像。前回来たときからのお気に入りです。
一度、県道77号線に出て再度農道を南下、恐竜化石発見の地へはカラフルな足跡をたどってアプローチします。
発掘現場近くには掲示板も設置されています。
掲示板の向かい側、今では発掘現場のシンボルとなっている旧上久下水力発電所です。
発電所の2階部分が農道と同じ高さです。1階へは階段を降りていきます。
文化庁の登録有形文化財のプレートが貼ってありますが手つけずの廃墟です。
変に観光用に整理されているよりはこちらの方がいいと思います。
激流の音だけが聞こえる誰もいない空間。
右側の柵の外が篠山川の激流です。ポツンと立っているのは手回し式の音声解説装置です。
階段を上がって発電所東側に隣接する見晴らし台です。ここからも篠山川が見下ろせます。
町ぐるみの手作りといった感じで、肩肘張った考古学より身近に感じることができますね。
複雑な篠山川の流れです。今度は対岸を走ってみたくなりました。川代公園手前の橋のたもとから篠山川南側の砂利道に入って西へ逆行してみました。急ぐ旅でもなしこれがポタの醍醐味です。緑の隙間から川が見え隠れするワインディングしたオフロード!これには興奮しました。いいとこ見つけた!って感じです。写真を撮るのも忘れてひたすら走りました・・・多分笑いながら(笑)。やがてこのオフロードは集落へ入ってゆき、なんと先ほどの広田のつり橋につながりました。方向転換してジックリともう一度、写真を撮りながらオフロードを戻ります。
広田のつり橋がある集落からオフロードに向けてのアプローチです。
オフロードは里山と篠山川の間のわずかな隙間をぬってゆきます。
激流の音は常に聞こえるのですがなかなか水は見えません。
この写真を撮る少し前に一生心に残るであろう情景に出会ったのです。前方からやってきたガッチリした体型のおじいさんの自転車とすれ違いました。陽に焼けて70才くらいでしょうか。すれ違いざまにお互いに会釈をしたのですが、荷台に華奢で小さなおばあさんが、おじいさんの腰に片手をまわして横座りで乗っていました。まるで高校生のカップルのようです。汗だくのおじいさんとは対照的におばあさんは幸せそうな表情で、通り過ぎざまにかすかに鼻歌も聞こえました。二人共夏らしい涼しげな色の服装で周辺の緑によく映えていたのでシャッターをきりたかったのですが、グッとこらえて心のシャッターにしておきました。ポタってホントいいですね。
オフロードに川がせまってきました。そろそろ終点です。このオフロードの両端に簡易のゲートがあるのは増水時や荒天時には通れなくなるのでしょう。それにしてもいい道を見つけました!必ずまた走りにきます!!!
【川代峡谷】
オフロードを抜け県道77号線に出るとすぐに川代公園です。ここは川代峡谷を中心にキャンプもできる親水公園です。この日も何組かの家族がテントをはっていました。
堰の下流にある自然のプール?です。水も澄んでいて子供達も気持ちよさそうです。
公園は川を挟む両側でつり橋で行き来できます。
こんなところでキャンプをしたら涼しくて気持ちいいでしょうね。いつの日かJr達を連れてツーリングキャンプってのもいいですよね。夢のひとつにしておきます。
県道77号線に戻らず、川代公園内の川沿いの遊歩道で東に向いました。川が近くて気持ちいい~
川代公園の端で県道77号線に復帰です。川と道路の間に福知山線の線路が割り込んできましたよ。
両側に山が迫る峡谷で、川と線路と道路が入れ代わり立ち代わり組ず解れずの大パノラマ合戦です。このあたりの県道77号線は景色も最高で、適度なアップダウンが繰り返される本当にいいツーリングコースです。ポツリポツリとロードバイクとすれ違いましたが、みんな最高の笑顔で挨拶をかわしてゆきました。
峡谷も終わりに近づくと県道77号線が篠山川から離れますが、あくまで篠山川沿いを走り川代ダムの横を抜けます。このあたりの道も空いていて走りやすく篠山の中心までアプローチできます。
きもちいい~もう何にも言えねえ ・・・ です。
【篠山】
篠山の町中で最初に立寄ったのがこの篠山中央図書館です。けっこうキレイな建物で、中には電気ポットとテーブルと椅子だけの食事ルームもありました。カップ麺とか持ち込んで手軽に食事できますね。
篠山城跡周辺や点在するスポットをまわってみました。観光に力を入れているだけあってどこもクオリティが高いです。特に城跡北側の城下町というか商店街はおもむき、活気共にあり、ゆっくりと時間をかけてまわってみるのもよさそうです。また、篠山口駅周辺では驚きました。素朴だった谷川とはうらはらにあかぬけたいわゆるギャルが生息しています。考えてみるとこのあたりは大阪も通勤圏なんですよね。それにしてもスカート短すぎっ!脚出しすぎっ!おと―さんはゆるしませんよ!(笑)
【県道 36 西脇篠山線】
時間に余裕もあったことから県道36号線で西脇まで抜けることにしました。このあたりはまだ山間部へアプローチ途中の味間の田園地帯です。
このまま大した登りもなくフラットな道が山間を抜けて西脇まで続いているのでは・・・というあり得ないバカな期待がなかったわけでもありません。
カーブを曲がるといきなりそこそこきつい登り坂の洗礼です。
一度フラットになったと思うと・・・
またまたこの通りの激坂 ・・・ このあたりからもう押しあがりです。
篠山市から丹波市へ、行く手はもちろん左側の登りコースです(涙)。
まぎれもなく山です。山越えです・・・嗚呼。
このあたりからまた乗車して登ります。だましだまし・・・
ハーフクリップを忘れてきたことが悔やまれます。
追い抜いていった車がカーブを曲がって見えなくなった途端に、シフトダウンさせたエンジンの轟音が聞こえてくると目の前が真っ暗になります。
カーブを曲がると案の定、これまで以上の激坂が立ちはだかります。
高圧鉄塔がこんな近くに・・・
ピーク近く、景色もそこそこよくなってきました。
え―ッ!篠山市???篠山から丹波に抜けてまた篠山???え―ッ!!!え―ッ!!!え~ん!
ともあれここからはなが―い下り坂です。気持ちいい~っ!ワインディングしながら延々と続きます。
下りが落ち着くとそこは黒石ダムです。結構大きい。
前方に目をやるとやな予感が・・・19Km 西脇 右側・・・右側ってまた登りやんッ!!!
今度の坂はハッキリしたというか何というか、真っ直ぐに延々と登ってます。
この野郎、この野郎、ともちろん押して上りました。汗が目に入って視界もおぼろげです。
ピークでいよいよ夢にまで見た西脇突入です。このあと少し下ったところで、苦しそうに登ってくるロードバイクとすれ違いました。「もうちょっと!がんばれ!」と声をかけると「ありがとうございます」と元気な返事がかえってきました・・・が、よく考えると篠山へ抜けるならまだまだ手ごわい登山が待ってましたネ。すみません。
さあここからは西脇市街へ向けて基本下りの快適ツーリングです。この農村地帯は結構長く続きますが、景色もよくて適度にアップダウンがある上質のツーリングコースだと思います。気持ちよく走りながら撮った風景をしばしご覧下さい。
最高ッ!
これにて「篠山川をめぐる冒険 第一章」は終了です。今日もめ一杯遊んでしまいました。